国立医学部生masoの日記

思ったことをだらだら垂れ流します

合格に必要な力〜典型問題・標準問題〜 vol.1

こんにちは。masoと申します。

 

まだブログというものに慣れていない今回の記事ですが、受験のことに関して書いていこうと思います。上位国立医学部(医科歯科、千葉、神戸…のような旧帝ではないもののそこに匹敵する難易度の医学部)に合格した自分の経験をもとに何か伝えられたらと思います。

 

大学合格、特に難関大学を志す受験生の方に問いたいのですが、志望校に受かる上で最も重要なことは何でしょうか。もっと詳しくいうと、試験で合格点を取る上で一番大事なことは何でしょうか。試験では難しい問題が出題されますよね。難関大に受かるとなれば、そりゃあ難問もゴリゴリ解いていかなければ受からないだろうと考える受験生の方は多いと思います。やはり難しい問題を解けるようになることが、受かる上で最も重要なことなのでしょうか。

くどい疑問系を並べてすいません。こんな書き方をしてしまえば、後で主張される内容は前文の否定だとすぐに分かってしまいますよね。こんな胡散臭いセミナーのような文章など書きたくはないのですが、慣れておらずこのような文体になってしまい申し訳ありません。

 

本題に戻りますが、合格において最重要となるのは難問を解くことではないと自分は思っています。一番重要でかつ確実なのは、難問を解くことではなく、

「典型・標準問題を落とさないこと」

これに尽きます。本当に。

合格を左右するのは難問ではないんです。なぜなら難問は一部のレベチを除く殆どの人が解けないから。実際に合格か不合格かを分けるのは典型・標準問題の出来であり、典型・標準問題を解き切れば難関大学といえど合格点に届きます。しかも難問が解けるようになるまでにかかるコストよりも典型・標準問題を固めるのにかかるコストの方が低くすみます。それにも関わらず、多くの受験生が典型・標準問題をおろそかにしたまま受験に臨み、玉砕し屍の山を築くことになるのは何故でしょうか。

 

要因の一つに、典型・標準問題に対する認識の差異が挙げられると思います。

 

多くの人が勘違いしがちなんですが、典型・標準問題とは決して「簡単な問題」のことではありません。

典型・標準問題とは、

「その問題を解くための手法が体系化されており、類題の演習を通して攻略できるような問題」

を指すというのがここでいう典型・標準問題の定義です。

 

要は、テキストや問題集に類題が載っているような問題ということです。

例えば、理系難関大を受験する人達にとって必須とも言える逆像法の問題は青チャートやプラチカ大学への数学と言った超有名問題集に必ず収録されています。逆像法の問題を解いたことがある人はよくわかると思いますが、逆像法の発想を初見で思いつくのは至難の業です。自分も勿論そうですし、東大京大に受かるレベルの人達でもきついでしょう。しかし上記のような問題集で類題経験を積めるからこそ、発想自体は高度でも典型・標準問題に該当するのです。発想自体が高度でも知ってさえいればどうってことないのです。逆に言えば、知らなければ即アウトです。仮にあなたが試験本番で逆像法の問題に初見で出くわしたとしたら、大問1つ丸々失うことになります。しかし問題集等で類題経験を積んだライバル達は、ここで一完を確保していきます。典型・標準問題を知っているか否かで合否に直結する差が生まれるのです。

典型・標準問題を抑えることがいかに重要かご理解いただけると思います。

 

さて、今回の記事では合格に必要な力というタイトルで、典型・標準問題の重要性について導入的なことをざっくりと述べさせていただきました。正直上で述べた内容は難関大を志す受験生なら結構な割合が意識しているような基本的なものなのですが、知らずに本番に特攻してしまうような人もやはり一定数いるわけなので警鐘の意も込めて記事にしました。

今回はぼんやりとした内容に終始してしまい実践に活かせるようなことをあまり書けなかったのが反省です。

次回以降は、

・各教科ごとにどの問題までを典型・標準問題と定めるのか

・実際の入試問題から、典型・標準問題に該当するものを抜き出してみる

など、より実践的なテーマで内容を深めていく予定です。

 

拙い記事ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。